ソニーのステレオターンテーブルシステムPS-3750.です。ターンテーブル外周に刻まれたストロボスコープで速度微調する、サーボモーターを使ったダイレクトドライブです。　ストロボ照明、３３，４５回転及び回転微調、電源スイッチ兼用アームリフターの作動も、問題なし。　アンチスケーティング(針先がセンタースピンドルより前に位置するオーバーハングにより、針先がレコード盤内周側へ引っ張られる力を相殺する機構）も、問題なし。　手持ちのカートリッジで、アナログレコードが、正常に再生できる事を確認しました。外装に目立つすれ傷はありませんが、年月の経過によって生じた小傷、艶、汚れあり。アームのコンディションは、良好、目立つ錆び、腐食、傷、ガタなし、ダストカバーには、やや、すれ傷があるので、気になるようなら、プラスチック研摩剤（ピカールより、プラの傷消し、艶出し剤が良い）で、磨き倒してください。出品は本体、EP盤アダプタのみ。　カートリッジ、シェルは別途、ご用意下さい。　軽すぎるカートリッジやシェルだと、バランスウェイトをめいっぱい前まで移動してもバランスが取れません、その場合はカートリッジとシェル間に、適当な錘（鉛の薄板など）を挟むなど、工夫してください。　PS-3750は、音響素材ＳＢＭＣ(共振し難く、適度な内部損失を有し、精密な成型が可能な樹脂で、後にはアンプのシャーシーとしても使われます）を使った、頑丈な作りで、ハウリングにも強く、使い勝手の良い、上品且つコンパクトな作りで、当時ヒットしたプレーヤーです。　ただし、アンプへ繋がるピンケーブルの、プレーヤー側が、断線し易いという弱点(使われているピンケーブルの構造的欠陥かも）があり、過去に３台ほど、断線したケーブルを交換修理しました。　交換はハンダ付けが出来れば、簡単な作業で、純正より高品質のケーブル端を、プレーヤー内部の中継端子に、ハンダ付けするだけです。本製品は、製造後相当期間経過していて、上記のような故障がおきないとは言えず、恒久的な動作保障はできかねます。　基本的に、現状で、お願い致します。